2026年3月9日
ジャン・レノさんが2024年にフランスにて初めての小説を出版。このたび日本語版をいよいよ刊行することになりました。
本作『エマ』は、異国情緒溢れる中東を舞台に、サスペンス、ロマンス、アクションが織りなすハリウッド映画さながらのエンターテインメント超大作です。
U-NEXTでは、本作の日本語版を4月30日(木)に、紙書籍も電子書籍も同時刊行いたします。

JEAN RENO © Eric Guillemain- H&K
モーリス・ルブラン『アルセーヌ・ルパン』シリーズの翻訳などで知られる名翻訳者の平岡敦さんが本作の邦訳を手がけました。
平岡さんも本作について下記のように推薦しています。
「ジャン・レノが初めて小説を書いたと聞いて胸が躍った。なにしろ『グラン・ブルー』や『レオン』、『クリムゾン・リバー』(この原作はぼくが訳した)などなど、数ある傑作に出た名優だ。一読、その出来ばえに大満足。なるほど天は二物を与えるものだと納得した。作品の読みどころはいくつもある。まずはスパイ小説的なサスペンスの妙。中盤からじわじわと盛りあがる物語の展開に、読者は手に汗にぎることだろう。そしてなにより感動的なのは、母親を亡くした喪失感を乗り越えよう戦うヒロインの姿だ。本国フランスでは好評を博し、すでにテレビドラマ化が決定している。またこの4月には、早くも続編が出るようだ。すでに世界20か国以上で翻訳されたというエマの冒険を、楽しんでいただければと思う。」
『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)、『傲慢と善良』(辻村深月)などで、目をひきつける装画を描いた雪下まゆさんが翻訳のカバーイラストを描いています。
自伝的内容を舞台化した「らくだ」が、5月10日の東京芸術劇場での上演を皮切りに、全国12都市でのロングラン上演を予定しています。
詳細はこちら。https://www.jeanreno-rakuda.jp/
<あらすじ>
地元フランス・ブルターニュで療法士として働くエマ・モルヴァンは、会社からの要請に応じオマーンで新たに建てられる豪華リラクゼーション施設のインストラクターとして当地に滞在することになった。故郷と親友、また愛猫と離れることに寂しさと不安はあったが、想像を超える好待遇と、母親が目の前で喪った傷と決別する覚悟、オマーンで会うことになる男を想う気持ちからの決断であった。男は施設のオーナーであり、絶大な権力を持つ副首相の子息でもある。互いにひかれあうが、ある日、男を探れとフランス情報機関に命令される。いわく国際問題に発展しかねない大事が起こる可能性があり、そのカギである男を動かせるのはエマしかいないと。思いがけず巻き込まれたエマだったが、大胆な度胸と能力で道を切り拓いていく。
<著訳者プロフィール>
ジャン・レノ Jean RENO
1948年モロッコ・カサブランカ生まれ。17歳でフランスに移住後、演劇の世界に入る。リュック・ベッソン監督との出会いにより、『最後の戦い』『サブウェイ』などで注目を集め、88年『グラン・ブルー』のエンゾ役で世界的スターの地位を確立。94年『レオン』のレオン役で圧倒的な支持を得てハリウッドにも進出、『ミッション:インポッシブル』『ダ・ヴィンチ・コード』など数々の大作に出演する。2024年、本作『エマ』で作家デビューを果たした。
平岡 敦 Atsushi HIRAOKA
1955年千葉県生まれ。フランス文学翻訳家。主な訳書に、ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』、モーリス・ルブラン『アルセーヌ・ルパン』シリーズ、ジャン=クリストフ・グランジェ『クリムゾン・リバー』、ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』などがある。ミステリー、サスペンス、児童文学と幅広い分野でフランス文学の紹介に携わっている。
書誌情報
本体価格:【紙】3200円(予価)
つくり:四六上製・312頁
ISBN:【紙】978-4-86843-700-0